先週末、G/Pギャラリーで行われた後藤繁雄さん司会による、写真家 赤石隆明さん×ホンマタカシさんのトークに行ってきました。
赤石さんの作品は、友人の作品を撮影し、それをさらにミクストメディア風に加工したり(もの派っぽい印象を受けました。)、写真を転写プリントしていびつな三角形のクッションにしたりといった作品。
ホンマさんによると佐内正史ぽさを随所に感じると。実際、佐内さん選出で写真新世紀のコンテストで受賞した経験があるとか。
まだ20代前半で、ハードカバーの写真集を出版したばかり。ホンマさんによるとこの若さでハードカバーの写真集を出すのはかなり異例とのこと。
写真集の中に封入されていた自分の作品の年表のチャートが、他のアーティスト系の写真家にない、彼独自のものだそう。
額装も自分で作っているとのことで、かなり良い味を出してました。
・・・でここでのホンマさんの発言。小ネタ。
・篠山紀信がヴォルフガング・ティルマンスの作品について「あんなの写真じゃない」と。
→うん、キシンさんがそう言うのは分かる。
・杉本博司がアンドレアス・グルスキー作品について「あんなの写真じゃない」と発言してたとか(!)
→「その言葉、そのまま返すよ(笑)」とホンマさん。ブーメランwww
ちなみに、現在世界的な写真の潮流はストレートな写真ではなく、こういったヒネリを加えた作品とのことで、「これが写真なのかそうでないのか、という話題になる日本ってガラパゴスなんだよね」と後藤さん、ホンマさんともにおっしゃってました。
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