2014年1月2日木曜日

今年の抱負 その1●自分の正しさを大切にする

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
わたしの住んでいる地域はスカッと天気がよく、正月らしい空が気持ちよい1日でした。

・・・で、今年の抱負、2つになりました。長くなったので記事を分けます。


その1:自分の正しさを大切にする

2013年はアートの仕事をしようといろいろともがいていました。その結果感じたのは、頭で考えた正しさ、こうであるべき、というのに縛られて、苦しくなっていたなと。

アートは好きではあるのだけれど、企画を練るのは得意でないと感じています。

展示の内容を練る場合、その時の世界的な潮流を意識(たとえば現在なら、イスタンブール・ビエンナーレ(*1)の流れでポリティカルな要素を盛り込む等)し、なぜその内容をたとえば2014年1月現在の「その場」で発表する意味があるのかを証明する必要がある。

現代アートというのは作品そのものの美的な見た目というより、コンセプトが重要でそこに価値を見出す世界。

で、そういう時流に合ったハイコンテクストな政治、経済、宗教、社会情勢など含めた作品や企画を自分でチョイスして、編集し、運営および経営を継続していくことができるのか?本当にしたいのか?というとちょっと息苦しくなってしまい、ゼーゼーハーハー息切れしてました。

仲間に協力を募って得意分野で分業すれば全く実現不可能というのではないのでしょうが。





アート以外でいうと、私自身はファッションへの偏愛がやめられずにいます。やめたいと思っても、どうしても惹かれてしまう。そんな恋に似た魔物のような魅力がファッションにはある。

いかにファッションをアートと融合もしくは平行してできないか?と常々考えていました。

林央子さん(*2)以降、それらを共存させた活動をしている人をあまり見かけない気がしますが、ちょうど彼女の書籍『拡張するファッション』と同じタイトルの展覧会が来月2月から水戸芸術館であるようです。

THE FASHION POSTに掲載されていた、『honeyee.com』『.fatale』鈴木編集長へのインタビュー(*3)もほほーと思いました。以下一部引用。
ファッションの面白さは、やはり時代の無意識を先取って表現していることだと思います。それを敏感に感じとることで、未来予測的にこれから社会に何が起こるかが見えてくる。具体的な形をもつ前の雰囲気やムードを誰よりも早く捕まえるゲームなんです。だからこそ、流行があり、世の中の流れは少しずつ変化していく。その意味でも、ファッションはアートと同じなのです。

ということで、ほかの人があまりやっていなそうで自分が楽しめそうな活動、自分にしかできない領域をめざして今年は活動していこうと思います。

-------------------------------------------------------------------------

参考)
(1)第13回イスタンブール・ビエンナーレ(ART iTの記事)
http://www.art-it.asia/u/admin_ed_news/8h20IdAmYgCB71HKxa3j

(2)林央子 書籍『拡張するファッション』
拡張するファッション アート、ガーリー、D.I.Y.、ZINE…… (P-Vine Books)

水戸芸術館 『拡張するファッション』展 2014年2月22日(土)~2014年5月18日(日)

(3)TOKYO FASHION POST 『honeyee.com』『.fatale』鈴木編集長へのインタビュー
http://fashionpost.jp/posts/21596


0 件のコメント:

コメントを投稿