Carvenの2013冬のキャンペーンアドが現在、大注目のフォトグラファー、Viviane Sassenにより手がけられています。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.476496069104340.1073741835.223788927708390&type=1
ファッションブランドの広告写真なのに、カメラの焦点が洋服ではなく背景にフォーカスされていて、洋服そのものはぼやけてます。驚き!しかも、モデルの目がコワイ(笑)。
Viviane Sassen
http://www.vivianesassen.com/
上記のURLのサイトのトップページで横にスクロールしている写真は現在、ベネチアビエンナーレで展示されてます。
実は先月、ベネチアで観てきました。サッセンっていう名前は聞いたことはあったのですが、現地で作品を見たら、写真の持つ迫力に完全に圧倒されました。モデルは全員黒人、それもかなり深い色の黒い肌の持ち主ばかりを採用しています。写真そのものに、グラフィカルというかトライバルな格好よさがあるんですよね。
同じ展示室には大竹伸朗さんの展示もありました。ベネチアビエンナーレは今年の11月23日まで行われています。8月からは建築展もスタートするようで、今年のディレクターは建築系の人にとっての必読書「錯乱のニューヨーク (ちくま学芸文庫)」でも有名な、建築家のレム・コールハースです。
その他、ベネチアの有名な観光地、サンマルコ広場のすぐ近くに、Punta della Doganaという本当に素晴らしい美術館があります。
Punta della Dogana
http://www.palazzograssi.it/en/museum/punta-della-dogana
こちらはオークション会社Christie'sのオーナーでGUCCIやSAINT LAURENT、PUMAなどを傘下に持つKERING社の創業者フランソワ・ピノー氏(※)の私設コレクションを展示している場です。17世紀の建物を建築家の安藤忠雄氏の手によりリノベーションした施設。
現在は日本の戦後美術「もの派」やアルテポーヴェラといわれるタイプの作品群の企画展が行われています。わたしはMarlene Dumasというアーティストが好きなのですが、彼女の作品ばかりを並べた部屋もありました。
考えてみたら、サッセンもデュマスもアムステルダムと南アのケープタウンに縁のあるアーティストでした。う~ん、何だろうこの偶然は。アムステルダムには行ったことがあるけど、ケープタウンにもいつか行ってみたいなと思ってます。
※備考
当初ピノー氏の会社を誤ってLVMHと表記していたので訂正しました。LVMH会長はベルナール・アルノー氏でした。
ところで、このabout KERINGっていう会社紹介のページが面白い。企業のミッションや売上高を文章で表現しています。開示されているほかの情報も面白い。
http://www.kering.com/en/group/about-kering
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